桜の見える丘(仮)

多分…前の2人に…。


うわっ!!!私気持ち悪っ!!!


何言ってんだー!もうっ!!!


すると、前にいた2人は私たちの前からいなくなっていて…。


私の横には神谷が…葵の横には柏木君が…。


私達の腰に手を回して…チュっと頬にキスした。


「なっ…なななな!!!!」


い…いきなり何するの!!!!!


「フン。」


と…鼻で笑い…私達をバカにした女達の方をチラッと横目で見る。


女たちは「な…何よあれ。いこっ。」とどこかへ行った。


「あ…ごめっ!!!葵ちゃん!!!そ…そんなにヤダった!?あわわ。」


焦った声がして、そちらを見ると…目に涙を浮かべる。


「葵!?どうしたのっ!!!」


「いや…俺…葵ちゃんがバカにされてるのが嫌で…葵ちゃん可愛いのに…。逆に俺の方が釣り合ってないって思うのに…。」


「おい。行くぞ。」


「えっ!?ちょっ…だって葵泣いてっ…んーーー!!!!」


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