ケータイ小説家
「ん…どうかしたの?
忘れもの?」



と解ってるくせに…
貴方にまた甘える
嫌なアタシ…



自分でも嫌なくせに…
聞かずにはいられない女。




「風邪ひくだろ…早く服着て…
暖かくしてなきゃ…
些月は寒がりなんだからさ…」



そう言って…


またアタシに錯覚を
覚えさせるだけさせといて…


あなたは家族のところへ戻る。




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