Pinky
また夢を見た・・・・・。



ピンキーは最近よく
泣いている………。




声をかけるけど
ピンキーは俺の声が聞こえていない。


そして朝また
俺の夢の記憶が片隅で
積もっていく。



ある夜は
ピンキーがうずくまっていた。



「どうした?」


でも俺の声は聞こえていない。



そのうちピンキーが腹をおさえて
のたうちまわっていた。


「ピンキー?
いったいどうしたんだ?」



脂汗をながして
顔面は蒼白だった。



「痛い…痛いよ……」



ピンキーの夢がどんどん積もっていって
俺の記憶に残りだした。
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