先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「別に、高橋は何もしてないけど」
「秋じゃないの?」
「や、そうだけどちょっと違くて……ただ聖くんに聞きたい事があって」
高橋についての事だけれど、高橋は関係ないと言うか……。
や、関係はあるんだけど…。
「お待たせ致しました。白ぶどうジュースの方……」
自分でも説明しずらく、さっさと本題へ入ろうと居住まいを正せばタイミング良くやってきた注文した品。
「あ、俺です」
どっちへ置けば良いのか分からずジュースを手に持ってあたしと聖くんを見る店員さんに、先に声を掛けたのは聖くん。
体を元に戻せば、店員さんは聖くんを笑顔で見つめジュースとストローを前に置いていく。
続いて、パフェは必然的にあたしの方へ。
……ジュース、あたしが頼んだんだけど。
あたしの前に置かれたパフェ。まだチョコは無く、丸いバニラアイスとその周りに生クリーム。
そしてウエハースやポッキーが刺さってる。
「ご注文の品は以上で宜しいでしょうか?」
マニュアル通りの接客で聞いてきた店員に頷けば伝票を机の端に置いて離れた。
バニラアイス、生クリーム、そしてこれからこれらの上に掛けられるのであろう別の入れ物に入ったチョコレートが嗅覚を刺激する。
見ているだけで涼を感じるそれ。
「ありがとねー」
だけど急に、目の前の聖くんが放った言葉と共に遠ざかっていった。
代わりにあたしの前にやってきたのはジュース。
自分の前へ引き寄せて早速チョコを掛けようとする聖くんは
そこら辺の女子高生と変わらないくらい笑顔がすごい。
「……恥ずかしかったんだ」