先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「……分かってるんだよね。高橋があたしの傷を気にしてるって事くらい」
ストローで遊びながら言うあたしを、聖くんはどんな表情で聞いてるのかは分からない。
だけど、さっきまで少しうるさいくらいに聞こえていた音は聞こえてこなくなった。
「あたしが嫌だって言ったから。傷が出来るの……」
「うん」
「今ではね、やっぱり気にする事がない訳では無いけど……いつまでも引きずってももうできちゃった物は仕方ないかなって思う」
「…うん」
「でも、あたし手術した後、ショックで高橋にひどい事言っちゃったんだよね」
あの言葉は未だに後悔してる。
高橋とあたしだけしかいない時に言ってしまった言葉。
手術をされてしまって絶望でこれからの将来が真っ暗になってしまった気がして。
悔しい感情に任せて思わず言ってしまった最低な言葉。
「……そっか。いいよ、言わなくて」
“手術する位なら死んだほうが良かった”
そう言ってしまったんだって聖くんにも言うつもりだったのに。
今まで相づちしか打っていなかった聖くんが急に遮って、そしてぽんぽん、と頭を撫でられた。
へへ、と変な笑いが聞こえる。
「ぐしゃぐしゃー!」
「っ!ちょ、」
ガシッと頭を掴まれる感覚。
そしてそのまま左右に手を動かされ、慌ててその手をどけようと引っ掴む。
空気読めないの?この人。
乱れてしまった髪の毛を手櫛で戻そうとすれば、それを見てまた笑うので睨み付けた。
「やっぱダメだなー」