先生との恋☆Second・Story☆完結☆
口から飛び出そうとしたゼリーを慌てて口を押さえることでこらえるあたし。
それを見て慌てて背中を擦ってくれる有岡くん。
「っ……大丈夫」
「そんな動揺しなくても」
「別にしてない!いきなり突拍子も無いこと言うから……」
もう大丈夫、と背中を上下に優しく行き来する有岡くんの手を制すると離れていく手。
「や、そう思ったから言ったんだけど……」
「うっ……」
近くに置いてあるティッシュをボックスごと手に取り口を拭く。
「心開かないって感じだったのに、開ける人でも出来たかなーってさ」
心、開ける人?
……高橋は、開けた人に入るのかな?
分からない。
「それきっと違う」
「まぁ、前よりも話し掛けやすくなったし良くなったよ。ふわふわしてるし」
「ふ…ふわふわ?」
有岡君の表現は本当に独特だ。今まで一度も言われたことのないことを言ってくる。
頭の中でふわふわ、を表現してみるけれど、どう考えても自分がふわふわしているとは思えない。
首を傾げるあたしに、有岡君は気にしないでーと付け加える。
気になるんですけど。
「とにかく、俺としてはあの頃の岡本を知ってるから、まだ普通に喋れるのに慣れなくて」
「……へぇー…」