先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「家の中はご自由に」
「うん」
「朝ごはん、ちゃんと食べてバイト行くんだよ」
「はい」
お母さんみたい。返事をすれば、よし、と満足気に言われて、ふと、聖くんを見上げる。
「聖くんは食べたの?朝」
「食べたよ。ドーナッツ」
「……」
朝から甘い物……。
想像しただけで、お腹は減っているのだけどドーナッツを食べたいとは思わず胃が気持ち悪くなる。
「じゃ、行ってくるから」
す、と立ち上がった聖くん。
「あ……」
その後を追うように体にかかっていたタオルケットを剥ぎ取ってベッドから抜ける。
「いいね、見送り」
靴を履き終えた所で、くるっとこちらを向いた聖くんは何故か嬉しそうで。
「一応、お邪魔してるし……」と視線を逸らしながら呟けば
「秋はいっつもしてもらってるんだ」
……余計な一言。
顔を上げれば不機嫌さが顔全面に表れていたみたいでまた笑われて。
「猫みたい」
「…怒るよ」