先生との恋☆Second・Story☆完結☆
そう思っていれば、心も同じようだったみたいで。
きゅっと手を握ってくるから、握り返して店へと入る。
「いらっしゃいませ」
出迎えられた声に会釈をして。
取りあえず近くのガラスケースを覗く。
「どれがいいかなぁ」
「うーん」
心には、どんなのが似合うだろうか。
何でも似合いそうだけど……。
「――あき、こっち」
しばらく眺めていたら、心はいつの間にか少し遠くのケースを見ていたらしい。
呼ばれて、そちらへ歩いていけば。
「え……?」
ペアリング、ではあるんだけど。
「これ、ペアで若干デザイン違うね」
「その方がいいかなって思って」
僕が見ていた方のペアリングと違って、デザインが違ったり指輪の色が違ったりと全く同じものではないペアリング。
「どうして?」
そちらの方がいいと言う心に首を傾げる。
「だって。病院に行った時にバレたら困るでしょ?」
そういう心。