先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「どうぞ」
そう言われて、二人で左の薬指に通す。
うん。悪くない。
心を見れば、指をそろえたり離したりして見ていて。
「どう?」
「うん…綺麗…」
しばらく眺めてそう言った後、僕の指を見る。
「ふふふ」
そう言って笑う心に、僕も笑ってしまう。
「気になったものはどんどん仰ってくださいね!」
「どれがいいかなぁ…」
一通り気になるものをはめて並べられた候補たち。
「うーん……ダイヤ、多くなくていいんだよねぇ」
そう言って、候補は残り3つ。
「どう思う?」
心に聞かれて、見てみる。
「ちょっとはめて」
そう言って、3つ全部薬指に収まる。