僕は君の罪になりたい
「私、アナタみたいな人と結婚したいよ。…ラヴ」




放課後。


英語の教材を置いてる教室で仕事をしながら


携帯の待受にしているラヴ=エンドロールという俳優の画像に話し掛けていた。




ラヴはイギリス人のイケメン俳優で、私が英語講師になろうと思ったキッカケになった人。



ドラマや映画で見せるクールなイメージと

インタビューで見せる紳士的な態度と

雑誌の記事で見せる子煩悩で愛妻家な彼に惚れた。




…って、世間でいうただのミーハーな私。





「……うぅぅ…お腹空いたぁ〜」




キュルキュルと鳴り出す空き過ぎて気持ち悪いお腹。



今ならラーメン5人前くらいペロッと食べれちゃいそう。
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