恋形
考太「受け入れることかぁ〜」

考太はこの言葉をかみしめているとき

唯「あっ!じゃあ片想いってどうなんだろ」

考太「片想い??」

唯「うん。だってほら片想いってどっちか片方が好きなだけで相手は受け入れてないわけでしょ」

考太「うん…」

唯「だったら、それってストーカーになっちゃうのかな?」

考太「う〜ん〜…難しいこと考えるなぁ……」

唯「う〜ん〜」

考太は必死になって答えを出そうとしている
腕を組み紅茶をすすりながら

唯も自分で質問したのに口を尖らせて悩んでいる
テーブルの上に置かれたチーズケーキをみながら

恋人同士二人で悩んでいるが別に別れ話をしているようには見えないし
それとは逆にとても楽しそうに見える

ピースのマスターも気にとめていない様子だった

考太「難しいなぁ〜ほらっ片想いってのは最高の恋だって、よく言うでしよ!」

唯「最高の恋?」

考太「うん、片想いしてるときが一番幸せだって、実際、付き合ってみると拍子抜けしちゃったり」

唯「うん、片想いの時はいろいろ妄想しちゃうから」

考太「そう、現実に付き合ったら、「なぁんだ!片想いのときのほうがドキドキしてたなぁ」とか「片想いのときのほうが楽しかったなぁ」とか…でも、これってまったくストーカーとは思わないわけで」

唯「そうだね…でも、片想いも度が過ぎるとストーカーになっちゃうんじゃないのかなぁ〜」

考太「うん…度が過ぎるとね……でも「彼の熱意に押されて結婚することになっちゃいました!」っていうカップルもいるわけでしょ」

唯「う〜〜ん〜それもあるよねぇ〜」

喫茶店ピースの店内は迷宮入りのニオイがしている
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