【完】ポケット-幼なじみ-
「そうなんだ。
――――大事な"幼なじみ"か。
良いね、"幼なじみ"って。
でも水瀬くん―――、
幼なじみってだけで
こんなことは……
出来ないんじゃない?」
挑発的に言う戸塚先輩も恐ろしいです…………。
ていうかはる君はこの先輩の質問になんて答えるんだろ…「―そうかもしれませんね。」
――へ?意外な答えが
上からふってきてびっくりする。
「とにかく歩夢は返してもらいますから。それでは失礼します。」
腕をぐいっと引っ張られ立ち上がり二人で小走りで屋上を出る
「噂どおり…、
水瀬くんの
ガードは固いんだね。」
ボソッと一人、小さく呟いた声は夏の風に消された。