生涯愛した人へ




「美空……
こんな俺といっつも一緒にいてくれてありがとな。」



急な言葉に私は少し驚いてしまった。

孝ちゃん急にどうしたの?

今までこんなこと言わなかったのに…何で……


孝ちゃんは急にガバッと上半身だけ起こし腕で体を支える状態になった。




「美空……
俺………




お前が好きだ……。」



「えっ………」




またまた急な言葉に戸惑ってしまった私。


孝ちゃんホントにどうしちゃったの……?




「悪ぃ。
やっぱ迷惑だよな……

忘れて。」




そう言って孝ちゃんは立ち上がろうとしたから私は慌てて引き止めた。



「孝ちゃん待って!!」



「えっ?」



「私も孝ちゃんが好き!
入学した時から。

さっきは驚いちゃったけど……。」



「まじで?」




私初恋なのにまさかの実っちゃいました……!


あり得ないと思ってたのに……。

やっぱ私孝ちゃんの事大好きだ……!!!!










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