生涯愛した人へ




「あっ!
そろそろ授業始まるし私たち席に戻るね!」



「うん!
また後でね☆」




めぐと直人クンは席に戻っていきこの場には私と祐希だけになった。



「美空……
俺の過去も聞いてほしいんだ。

屋上にでも行かねぇ?」



「祐希の過去か。
うん!行こ☆」



そして私たちは教室を後にした。




ギィ〜



今日2度目の屋上。

まだ空は晴天でさっきと全然変わらない景色だった…。



「美空!
こっち来いよ!」



私は祐希に手招きされ屋上の真ん中まで出てきた。



「やっぱ屋上は気持ちいーね☆」



「だな★

ところでさ……
俺の過去だけど………」



「うん……。」



「美空……
多分俺の事軽蔑すると思う…。

それでも聞くか?」



「言ったじゃん!
私は祐希を守りたいの!

祐希の傍に
ずっといたいって!

私はこれからも祐希の1番でいたい。

そのためには祐希の過去だって知らなきゃ。

祐希だって私の過去しっかり受け入れてくれたんだから私もしっかり受け入れるよ。」



「サンキュ……」



祐希の悲しそうな顔……
やっぱり孝ちゃんと似てるな……

全くの別人だけど……




祐希は私の顔を見ながら少しずつ話始めた。

まるで自分を見直してるように……



自分の辛い過去を話すのはイヤ。

でも誰かに言わなきゃ1人では背負えきれないんだ!


だから祐希話して……



私はあなたのどんな過去も受け入れる覚悟はできてるから………!













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