恋愛悠々~四人之恋~
「あっ…ごめんなさい。
気にしないでください
よく、間違えられるんで
(志穂は、ね)」
「そお?ごめんなさいね」
「ってか、水着決まったなら、早く次行くぞ」
「はいはい」
店員と打ち解け掛けてた珠は、祥介に呼ばれ、しぶしぶ歩いていく。
「レジレジぃ」
「何、変な歌唄ってんの」
「珠、冷たい!
せっかく、可愛い水着も決まったし、早く行こぉ」
志穂は、珠の腕を掴むとレジに直行した。
「おい!男、残していくとか何考えてンだ!!」
もちろん、一義の叫びは、無視して…。
一義は、祥介に連れられ志穂達の後を追うのだった。
「さてと、次は、浴衣見に行こ」
「さんせー!」
キャッキャッと騒ぐ女子の横で男子は、それを眺めていた。
「じゃっ、はい」
「は…?」
志穂は、水着の入った袋を隣にいた祥介に渡し、歩き出す。
「ええ!?志穂!!」
「イイのイイの
この為にコイツ等呼んだんだから(笑)」
「はあ…珠、かせよ」
一義は、そう言うと珠の袋をサッと取った。