恋愛悠々~四人之恋~




「あぁ!!これ、珠どぉ?」



次は、逆に志穂が珠に勧める。

タンキニ型の水着で、下は深い緑色、上は水色の迷彩柄である。



「うわ~…可愛い!」



どうやら、決まった様子の2人を見て、男組が2人に近付く。



「決まったならさっさと買えよ」



「この後、浴衣も見に行くのにどんだけ時間割<サ>くんだよ」



「黙れ、一義」



「ふふふ」



いつもの様にじゃれあっていると、近くの20代後半ぐらいの女性が笑ってるのが見えた。



「ごめんなさい。

彼氏くんも大変ね?
女の子は、お買い物長いものね」



「へっ!?違いますよ!!
コイツ等は、だたのご近所さんです!」



勢いよく否定したのは、珠でモゴモゴと何か言い続けている。



「そぉですよぉ、私らフリーです」



「彼女は、ちゃんと選びますよ」



「マジで…そんな風に見えんのかよ…」



失礼な男共に志穂は、足を踏み、珠は、頭を叩いた。



「オイコラ、失礼過ぎだろ!」



「コッチこそ、願い下げだわ」



「違ったの?ごめんなさいね」



店員は、デートをしてると思った子が恋人じゃないと分かって苦笑いを浮かべた。




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