恋愛悠々~四人之恋~
in 水着売り場
「見て見て!これ、良くない?!」
「あ~、確かに可愛い!!」
いつもより、一割増しのハイテンションで水着を選ぶ女組に男組は、ぐったり。
「まだかよ…」
「あぁ、あれも良い!!
珠!これどう!!」
「メッチャ似合う!!
良いな…ボンキュッボン」
祥介の言葉をスルーし、買い物に夢中。
「ね~ね~!これ、志穂に似合うよ!」
そう言って渡したのは、白とオレンジの横のストライプ模様で、パイピングの三角ビキニ型の水着で、パレオが一緒に付いている。
「おぉ!可愛い!!」
「でしょでしょ!!志穂、胸あるし、クビレあるし、それぐらい着なきゃ、宝の持ち腐れだからね!」
女子が白熱している頃、男子は…
「なあ、アイツ等、仮にも俺らと言う、男子が居る前で恥ずかしくないのか?
俺は、恥ずかしい!!」
「てか、あの露出度の高い水着を買おうとしてるのを俺らは、止めるべきだと思うか、一義」
婦人用の水着売り場にいるという、羞恥に耐えているのだった。