~幕末恋華~


「…しかし、その以蔵君が此処におるという事は…。」

「うん…。」


脱藩浪士…という事になる…。


「随分と楽しそうで(笑)」


すると今朝お世話になった、着物を着た女の人がやって来た。

いや、別に楽しくは無いんだけど…。

でも、下まで聞こえてたんだ(苦笑)。


「おおっ。莉美さん。此方、お登勢さんじゃ。」


龍馬がそう言うと、お登勢さんはにっこりと笑った。


「申し遅れました。登勢です。前田莉美さんの事は昨夜に坂本はんから聞いちょりました。はい、縫い直しましたんで。」


< 61 / 88 >

この作品をシェア

pagetop