~幕末恋華~
「…しかし、その以蔵君が此処におるという事は…。」
「うん…。」
脱藩浪士…という事になる…。
「随分と楽しそうで(笑)」
すると今朝お世話になった、着物を着た女の人がやって来た。
いや、別に楽しくは無いんだけど…。
でも、下まで聞こえてたんだ(苦笑)。
「おおっ。莉美さん。此方、お登勢さんじゃ。」
龍馬がそう言うと、お登勢さんはにっこりと笑った。
「申し遅れました。登勢です。前田莉美さんの事は昨夜に坂本はんから聞いちょりました。はい、縫い直しましたんで。」