~幕末恋華~






此処は何処?

夢の中?

嗚呼そうだ、この感覚は夢の中だ――…


「……ん…。」


ゆっくりと瞼を開く。

仄かに漂う風が心地好い。


「……。」


あたし…そうだ、寺田屋で急に気を失ってそのまま……。


…てか、


「此処は…?」


何故か全然見た事も無い、狭い道の隅に座り込んでいる。

静かで誰も通る気配が無い。

…あたし、寺田屋に居たよね…?

なのに何で……





―グイッ!





「――!?」

「動くな。」


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