~幕末恋華~
―暫く歩いていると、広い野原に辿り着いた。
沢山の緑の草に、小さな花がちらちらと紛れ混んでいる。
「―綺麗……。」
凄い…なんか此処、とても落ち着く……。
空気を思いっきり吸うと、モヤモヤが段々消えていったような気がした。
「…それにしても凄いなぁ此処~。」
と、辺りを見渡してみると――
「……人?」
向こうの方で、人が一人、横になっていた。
その人はジーっとしたまま、動かない。
…しっ、死んでないよねっ……?