こんぺいとう
「涼」


少年が小さい声でそう言い、ぽんと風間涼の背中を押した時、風間涼の言葉があたしの耳に響いた。




「好きです!付き合ってください!!」




「………?」





あまりに唐突な出来事にあたしの口から言葉は出なかった。




これも桃が仕組んだ告白?
まさか、そんな訳ない。



もし桃なら初めて喋った人に、初めて名前を知った人に、こんな突然告白させないだろう。




よく考えれば、こんな唐突に告白されるのは、初めてかもしれない。



いつもどこかに呼び出されて、心の中で言う言葉を決めて、そして毎回同じ言葉を言う。
そんなものが告白だと思ってた。




でも、だからといって何が変わる?
別に何も変わらない。




そう、あたしの心は誰にも掴めない…
誰にも満たされない…



最初から全部解りきってること…。




「あの…」
「あ!あ!返事はまた今度で、さよなら!!」









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