謝罪人 Kyouko スピンオフ小説
「わかったよ。そんなに言うんだったら仕事をするよ」

五万円の報酬は魅力的だった。
謝罪人の素質があるのか自分自身は、わからなかったが、すぐにでも収入が欲しい。
そのため仕事をすることを決めた。

 
「ありがとう」
木村は、喜んだように言って右手を差し出して拓也に握手を求めた。

拓也も右手を差し出した。
二人は握手をした。

「明日、ある女性に謝罪をする仕事があります。明日の朝、その依頼書に書いてある場所に行って仕事をして下さい。くわしい内容は、そこに書いてありますので、しっかり読んでおいて下さい」

木村が拓也に茶封筒を渡す。

拓也は、不安もありながら謝罪人の仕事を始めた。



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