黒アゲハ Ⅰ -小さな宝物- 【完】


しばらくすると、ベンツは止まった。

あたしは寝ていたらしく、ここまでの記憶が全くない。


寝ぼけながらもベンツを出た。


「………………∑!!」

「今びくってなった」


彼はそう言って笑う。


そりゃぁびっくりするよ。


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