unfinished





―シャッ、シャー





「ごゆっくり、どうぞ」





定員さんが丁寧にカーテンを閉める、「…はい」と返事をした大河内は中で着替えている。




私は暇なので近くにあったトップスを適当にあさっていると、定員さんに話しかけられた。





「今日は、彼のパンツを探しに来たの?」





「はい、そうなんですよね
あの〜知ってるかは知らないんですけど、篠崎さんの紹介なんですよ」





私は服を探すのをやめて、定員さんの方を向いた。





「篠崎って、美容師だよね?」





定員さんは、わかったって顔で私に言ってきた。






「そうです、その篠崎さん」





「篠崎君の紹介か〜
彼ね結構ここで買ってくれるから、俺が助かるんだよね」





定員さんは篠崎さんと仲がいいのか、色々と話してくれた。





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