僕とあの子の放課後勝負

正直、あまり気は乗らなかった。

僕は家に着くとまず、重く怠い体に鞭を打ってシャワーを浴びた。汗だか何だかよく解らないけど、じめじめした空気と気持ちがとてつもなく嫌だった。

「はあ…」

今日十何度目かのため息。それには、不安と虚しさと緊張と、少しけだるさが混じっていた。

さっぱりした僕は風呂場を後にし、部屋に戻る…前に牛乳が飲みたくなったので、台所へ行く。着替えを部屋に忘れてきたせいで、まあその、何と言うか、今身につけているものは、腰にタオルが一枚。そんな感じだ。

「あれ…ない?」

牛乳は切らしていたようで、少し腹が立ったので炭酸飲料をコップに注ぐ。今では反省している。あれはやってはいけなかった。

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