運命の人〜先生と私の10年間〜

初授業

一限から英語だった



駒山先生は、ラジカセを持って教室に入ってきた。



駒山先生も2-Dが初授業だった。



ドアが開き、駒山先生が教室に入ってきた。

教壇に登るとき、駒山先生は足がひっかかり転んでしまった…





もちろんクラスはシーンとしている中、私だけが吹き出して笑ってしまった。





これが、キッカケで学年で一番最初に名前を覚えられた。



先生は恥ずかしいそうに、ラジカセをセットする。



今度は、ラジカセのコードに引っかかり転びそうになる。




おっちょこちょいなのか?緊張しているのか?



私は、そんなユニークな先生から目が離せなくなっていった。
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