運命の人〜先生と私の10年間〜
叫んでる声が遠くから聞こえてた。


それでも立ち止まることなく私は走った。


目から涙からポロポロこぼれて…

「近くにいちゃいけないんだ」

そう心で叫び続けていた。



その時


急に誰かに腕を捕まれた。


ふっと振り向くと、こまっちがそこにいた。


息を切らせ、真剣な顔で私をみていた。
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