年下の悪魔
「だって、いくら言ったってゆいさん、俺の隣に来てくれないから…」


もしかして、スネてる?

ムスッとしちゃって…

何か、可愛い…







…訳無いでしょ!
面倒臭いやつっ!

嫌だって言ってんじゃないっ!

とりあえず、顔だけは見られたくない、死守しようと端の方まで逃げては見たが…


「いつまで背中向けてるんですか?」

「だから…顔見られたくないんだってば!メイクもボロボロだし…あ、汗臭いと思うからあんまり近づかないで!」

最悪な状態を見られたくなくて、勝手にイライラして、せっかく後部座席まで来てくれた涼君に冷たい事言ってる。


「ふ~ん。じゃあちょっとこっち向いて下さい」

「はっ?やだやだっ!マジ幻滅させちゃうから!やだっ!」

「大丈夫ですって!俺といる時、しょっちゅう汗かいてグッタリしてるじゃないですか」

「今は完全なスッピンなの!あ、あ、あんな状態と比べないで!」

「つべこべ言わないで、さっさとこっち向いて下さい!!」


無理矢理頭を両手で捕まれ反対方向に向けさせられた。

電灯で涼君の顔は何となくわかるけど

涼君からは私の顔見えてるのかな?



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