年下の悪魔
あの強引でえっちで自己中な涼君が!?

「あーはっはっはっ!あはははっ!あ、あの涼君が!?きゃははははっ!」

ダメだ、おかしいっ!

我慢出来そうになかった。


両手を叩いて笑ってしまった。

「ほっといて下さいっ!気持ち悪いのが苦手なんです!ゆいさんこそよく平気で見れますね!」

別に今まで恐いだの気持ち悪いだのっていう感覚で見たことない。

あんなの作りもんだし…

そもそもゾンビやドラキュラなんている訳無いし。

「涼君、かっわいい!あははっ…はっ」

あっ、ヤバい!

男の子に可愛いなんて言っちゃった。

絶対怒ってる。

また、痛くされる…。


笑いすぎたと思いチラッと見てみると

「ゆいさんって変なとこで現実主義ですもんね」

あ…怒ってない。

っていうか、何か照れ笑いを隠してる。




何か、この子



本気で可愛いかも…。

さっきまでホラーについて熱く語ってたのに…

急に心臓が熱くなって来た。


どうしよう、ドキドキが聞こえませんように。

狭い車内、変に意識しちゃうじゃない。

「っていうか、そんなグロい映画なんか見て、何が楽しいんですか?」

そりゃそうだよね。

女がこんな映画見るなんてちょっとおかしいか…

でも何か会話しなきゃ…。

また変な事を口走りそうだ。
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