年下の悪魔
こうやって暇な時間を持て余すのってどれくらいぶりだろう?

何にもする事なくて、ベッドにゴロゴロしたのなんてどれくらいぶりだろう?

いつも頭の片隅に仕事や家事の事があったから。

…今は涼君も片隅にいる。

ううん、片隅じゃなくて、大半を締めてる。



ダメ、ダメっ!

こんな事ばっか考えてるから胃炎になっちゃうんだ。

嫌わてるんだから諦めなきゃ。

大丈夫、諦め方なら元彼で体験したから。

今はただ、体を治す事だけ考えなきゃ。

涼君とは…きっと2度と会えないんだから。



せっかく点滴も外れてるし、お父さんからお小遣もらったし、ジュースでも買いに行こ。

ベッドから下りた瞬間、1番最初に思ったのは…


ダサい病院着…。






どうやらここは、私が住んでる地元の近くの病院みたいだ。

存在ぐらいは知ってたけど、まさかお世話になるなんて。

で、エレベーターで地下の売店に降りる時に見たんだけど、私の病室は3階。

そんなに高くはないけど、こんなところから地元を眺めるなんて不思議な感じ。

売店に付き時計を見るとお昼前だった。

本当だったら今日は夕方から仕事で、今頃家で洗濯してたんだろうな。


「すいません、これ下さい」

売店でアップルジュースを買った。
売店のおばさんが内側からアップルジュースを出してくれた。


けど、本当はジンジャエールが飲みたい…。



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