年下の悪魔


会いたい。

今すぐ会いたい。


2度と会えない、声も聞けないと思ってたんだもん。



でも、大嫌いな女のお見舞いなんか来なくても…。

それに、最後に涼君に会った時なんか私、ボロボロの格好だったし。

「あ、あの心配しなくても…胃炎と風邪をこじらせての過労だから大した事な『めちゃくちゃ大した事じゃねーかっ!!』

最後まで聞いてよ…。

でも、受話器越しだからか、いつもより声が低い。

それと…何と無く…なんだけど。


心配してくれてる?


『っていうかお前、病院内で携帯使ってていいのか?』

「あ、タバコ吸いに外出てるから大丈『バカッ!早く部屋に戻れ!風邪振り返すだろうが!しかもタバコなんて何考えてんだ、全く!!』


さっきから私、怒鳴られてばっかりだ。

けど、やっぱり心配してくれてるんだ…よね?



信じられないけど



そうなんだよね?


『お前昔から無理する癖あったもんなー…』

「昔から?」

『お前昔、すっげー高熱で仕事してた事あっただろ?フラフラで顔色悪くて。俺がバイトとして入ってた時だったから覚えてるよ』

そー言えば…

確かあの時、団体の予約が入っててどうしても休めなくて、無理して仕事行ったんだっけ。

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