年下の悪魔
「くすくす…何か、焦ってる?」

『焦ってねーしっ!変な事言うな!何笑ってんんだよ』

嘘つき。

本当は焦ってる。

声ひっくり返ってる。

変だな、昨日はドキドキしたり泣きそうになったり

この世の終わりみたいに落ち込んでたのに。

今じゃ、こんなに幸せな気分。

私、やっぱり恋してるんだ。


『お前、退院したら1番最初に俺に言えよ!わかったか!?ちゃんと連絡して来いよ!返事は?』

「はい!約束するよ」




元彼の時は見逃してた合図。

さよならの変わりにたくさん合図は出てたのに、私は見逃してた。

見逃してたんじゃなくて傷つくのが怖くて気づかない振りをしてた。


でももう見逃さないよ。

元彼じゃなく君からの合図ならちゃんと見つけるよ。

大事なんだよって合図、怖がって見ない振りなんかもうしないよ。

君は私を大事にしてくれてる。


私ってかなり鈍感だけど、表情下手の君の声や仕草で頑張って見つけるよ。




早く退院したいな。

そんで君に会いたい。

1番最初に会いたいぐらい。

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