年下の悪魔


次の日、入院して2日目の朝。

看護士さんと共に朝からいろんな検査が行われた。

その結果、明日には退院出来るとの事。

「相沢さんは決まった時間にちゃんと薬も飲んでるし点滴も受けてますからね」

「はぁ…」


看護士さんに褒められたけど、本当は昨日薬より効果的なものがあったから。





涼君の声。

私は涼君が好きなんだって確信出来たから。

我ながら、凄い進歩。



退院は明日、7月3日のお昼に決まった。

お父さんとお母さんに電話して迎えに来てもらう事になった。

退院してからは忙しくなりそうだな。

仕事休んじゃったし埋め合わせしないと。

多分家の中もひっくり返ってるだろうし

あと、それから



それから…




元彼に電話しなきゃ。




約束してたWデートは無理だって。

…何と無く伝えなきゃいけない気がした。

大切な人が出来たんだって言わなきゃ。


検査から帰って来て、病院のベッドに寝転びいろんな事を考えた。


どうして1人の時間って、いろんな事を考えさせるんだろう。

涼君と知り合って5年、セフレになってからは約半年。

何か、早い半年だったな。

もし私1人だったら長い半年だったかも知れない。



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