年下の悪魔
「ゆい、おい起きろ、ゆいっ!」
「えっ?あ、おはよう…」
呼び捨てにされ、あまりの驚きで目が覚めた。
私、こんなに寝起きいい子じゃないんだけど
呼び捨てにびっくりして。
時計を見ると、もう10:00。
私の家から出発したのが05:00だから、もう5時間経ってる。
4時間って言ってたけど、だいぶかかってんじゃん。
そう思うと、私結構寝ちゃったな。
私が寝てる間に車は高速道路から下りていて
目の前には大型のファッションセンターがある。
全国にチェーン店を構える例のファッションセンターの駐車場にいた。
「何、ここ?」
眠い目を擦りながら聞いてみた。
何でわざわざここで起こすの?
休憩なら喫茶店とかコンビニで…。
「水着、買いに行くぞ」
一気に目が覚めた。
冷水をぶっかけられるより目が覚めた。
「み、水着!?」
私、まだ寝ぼけてる?
それともただの聞き間違い。
私の返事を聞く前に涼君は車から下り、店の入り口に消えて行く。
慌てて後を追いかけたが、頭が回転してくれない。
いきなりみ、水着って…
どーいう事よ…?