年下の悪魔
車から下りると頭上には太陽が。

曇り空で見えないけど。




ショッピングセンターに止まってる車のナンバーを見ると


もしかしてここ、北陸?

明かに北陸ナンバーじゃん。


何なの?

いきなり早朝に呼び出して、どこに行くかすら内緒にされて

気づいたら北陸で水着を買う?

あー、また入院しちゃうかも。


涼君の後を追い店の中に入ると、既に水着を片手にあれやこれやと選んでくれてる。

てか、もしかして私の水着を選んでる?

涼君が持ってるあれって、女物だもん。


「ちょっと涼君、待ってよ!」

「おー。短い足でよく追いついたな」


ムカつく!

あんたの足が早いだけじゃない。

「いきなり水着なんて言われても…。ってか、ここ、北陸だよね?」

「そうだよ。日本海の方が綺麗かと思って」


日本海の方が綺麗?

水着?


もしかして、今日は


海水浴のつもりで誘ってくれたの?

確かに、日本海側で海水浴なんてここ何年もない。

どちらかと言えば太平洋側の方が近いし人気だし。

そ、その前に、海水浴自体何年ぶりだろう?


テンション上がって来ちゃった。


「よし!この水着に決定。お前に似合いそう!」

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