年下の悪魔
はい?

ちょっと、勝手に決めないでよ。

嬉しさでテンションが上がって、声も出なくなってる隙に。

レジに向かう涼君の手を見ると…


真っ白のビキニだ!


「ちょっと待って!」

「何だよ、さっきから待って待ってってうるせーよ」

あ、当たり前じゃない!

か、勝手にいろいろ決めないでよ!

「だってこれ、ビキニじゃん!無理だよ、私お腹のお肉とか凄いし…」

「その分、胸でけぇんだからいいじゃん。俺が金出すんだからごちゃごちゃ言うな」

た、確かに黒のリボンが着いてて可愛いし着てみたいけど


そんな問題じゃ…、あぁ、勝手にレジ通しちゃった。

何で涼君って、いつもあんなに強引なの?

私の意思なんか、てんで無視してる。


「よしっと。海水浴場はこの先。もうちょっとで着く」


嬉しそうな顔で、水着の入った袋を渡しに手渡した。


「浮輪もテントもバスタオルも、ちゃんとあるから心配すんな」




強引だけど、嫌いになれない。




「海水浴ってちゃんと言ってくれたら水着用意したのに」

「いいんだよ。プレゼントしたかっただけ」


車に戻ると、私以上に嬉しそうな顔してるし。

海水浴が楽しみなのか

私にプレゼント出来たのが嬉しいのか。
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