年下の悪魔
「ねぇ、お腹空かない?」

「んあ?そーいえば…」

トランクに浮輪やテントを直しながら力のない返事が聞こえた。

「もう昼過ぎたよな?シャワー浴びたら何か食いに行くか?向こうにシャワー室あるし、砂とか落とさなきゃ」

道路の向こう側に100円のシャワールームがあった。

海開き前だけど使えるのかな?






シャワーはどうやら使えるみたいだったので、簡単な手荷物と着替えを持ちシャワールームへ向かった。

シャワーを浴び、持って来たブラシで髪を梳かしたが、シャンプーもリンスもないからギシギシだ。

簡単にメイクをしようと手鏡を覗いた瞬間



あぁ…焼けちゃった。


これじゃファンデーションを塗っても意味ないか。


簡単に眉だけを書きシャワールームを出ると


涼君がシャワールームの前で着替えて待っててくれた。

「おう」

「あ、待っててくれたの?…ごめん、待たせちゃって」

「べーつに。女の準備は遅いもんだろ?」


いや、そうだけど。

もし待っててくれてるって知ってたらもっと早く準備したのに…。


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