年下の悪魔
「あ…俺いらね」

あ、断られちゃった。

そっか、さすがに食べかけはいらないか。

「俺、魚介類系とか海藻類とかダメだから…」






はい?

魚介類系が無理?




「うっそ!?海の近くで産まれたのに!?」

「それは関係ねぇよ!ワインの飲めないイタリア人だっていんだろが!だからツナマヨとか焼たらことか無理。おにぎりの具は昆布か梅」


「昆布も一応海藻じゃないの?」

「昆布は何か食えるんだ」



変なの…

海の側で産まれたのに、魚介類や海藻が食べられなくて

その癖昆布は食べられるなんて。

「食わず嫌いなんじゃないの?」

「いや、本当にダメなんだ。ワカメやアサリの入った味噌汁もダメだし」

「ふふっ、マジぃ?じゃあお味噌汁に何入れてるの?」

「うちの父親も魚介類とか無理だから…うちの味噌汁は豆腐しか入ってない」

想像したら…何か淋しいお味噌汁だなぁ。

でも、ある意味経済的だよね。





何か今日は


涼君の事、いっぱい知れた気がする。




北陸で産まれた事

魚介類が苦手な事



何か、また一歩前進出来た気がした。


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