年下の悪魔
帰りは高速道路を使う事にした。

行きは途中まで高速道路を使い、途中で下道を使ったらしい。

私は寝てたから気づかなかったけど…

「久々に地元を見たくて北陸に入る前に下道に変更した」って言ってた。

だから帰りは4~5時間はかかんないだろうな。






高速道路に乗り、3時間も走ると山を越え、地元の町並みが見えた。

あっ、帰って来たんだ。

もうすぐ高速道路を下りる。

下りったらあっと言う間に家につく。

何だか淋しいような、悲しいような。



「今日は楽しかったか?」

「あ、うん。ありがとう」

「よかった!お前のストレスも少しマシになったか?

あと、お前にはいろいろ辛い思いさせたからな。そのお詫びだよ」







私のストレスの心配してくれてたんだ。



「うん、今日は本当に癒されたよ」




波に揺られながらいろんな事を考えてた。








私は、元彼にしがみつく事も出来なかった。

さようならを言われた時も、いい子の振りをしようとすんなり別れを受け入れた。

本当は嫌だったのに嫌だって言えなかった。

拒絶されるのが怖くて言えなかった。


なのに、涼君は


何回も何回もぶつかって来た。

私には真似出来ない

とてもじゃないけど真似出来ないけど

真っ直ぐに欲しがれる涼君に


いつしか惹かれていったんだ。



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