年下の悪魔
「じゃあ切って来るね」

箱を持ち部屋を出ようとした瞬間

「待て待て待てっ!食う前にやる事あるだろ?」

おいでおいでと手招きをされ箱をテーブルに戻した。

箱を開けると、中には苺がいっぱい乗った美味しそうなショートケーキが。

「わっ、可愛い!」

ケーキを取り出し、ケーキの中央に4本のローソクを立てて…

あっ、そっか!

誕生日はこれをやらなきゃ。

すっかり忘れてた…。


ライターで火をつけ電気を消して…

こんな事ならちゃんとメイクすればよかった。

「はい、吹き消しな」

私、24歳になったんだ。

だからローソクも4本








ふっ…






「ハッピーバースデー!産まれて来てくれてありがとう!」










何がありがとうよ。

先に産まれたのは私の方なのに。

私が産まれて来たのがそんなに嬉しいの?


両親意外でそんな事言った人、初めて見た。




泣きそうだ。




「あ、ありがと…。とりあえず、切って来る!」

嬉しくて泣きそう。

ただでさえすっぴんでヤバいんだから泣き顔なんて見られたら…




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