年下の悪魔
別に、私はめちゃくちゃ歌上手い訳じゃないけど

基礎ぐらいなら出来てたはず…


「すいませーん♪俺この採点ゲーム、高校の頃からやり込んでたんで♪」

「な…そんなのズルじゃん!しかも何あんた!歌、超上手いじゃん!」

「自信のある歌しか歌わないんで♪」

ハ、ハメられた…。

こんな悪魔みたいな奴に…

ううん!悪魔みたいな…じゃない、まるまる悪魔だよ!

「ゆいさん、や~く~そ~く♪」

「あー、はいはいはいはい!わかりました!私は何をすればいいわけ?あ、車買えだの大金かかる事は無理だからね」

「わかってます♪そうですね~」


ムカつく!
汚い手段ばっか使っちゃって!

嬉しそうな顔で考えちゃって!

高校の頃からやり込んでた?

どっちにしろ私は不利だった訳ね。

ったく、変な事言って来たらこの場で――――





「じゃぁ、キスしてもらいましょうかね」








は?


「ちょっと!それはしない約束でしょ!」

涼君を見ると、悪魔みたいに見下したような冷たい目をしてる。

「大金かかる以外の事でしょ?キスはダメなんて言ってないし」

「今は言ってないけど…セフレになった時にしないでって…。涼君だってしないって言ったじゃない!」

「気分が変わったんです」


気分が変わったって…。

何それ…。
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