年下の悪魔
山道を抜けると、見覚えのある学校が見えた。
あ…、確かこれ、県内では結構有名な高校だ。
この高校を見ると、帰って来たなって気になる。
狭い脇道を抜けると、見覚えのあるコンビニ。
それを曲がれば広い道路。
道路に出る前にコンビニに立ち寄った。
さすがにノープランのままじゃ…、ガソリン代も馬鹿にならないし。
「さて、これからどうしますか?夜景行きますか?」
「あのさ、涼君…」
「はい?」
「セフレ…やめない?」
確かに、セフレ志願したのは私だけど
でも、涼君だって、知らないうちに勝手にムービー録ったりキスしたり…
それに、セフレをやめたいって思ったキッカケは元彼だけど、浮気なんかじゃない。
なのに、何でこんな罪悪感が出るんだろ?
涼君が優しい人だから?
「元彼と何かあったんですか?」
「え?」
「それしか考えらんねーだろうが!!」
さっきとは明らかに声のトーンが違う。
急に怒鳴られ一瞬にして体が強張った。
「元彼に…帰りたい。もしかしたらヨリ、戻せるかも知れない…」
わからないけど、普通なら
「元彼と復縁するかもだから、あなたとの関係はこれまでよ」って、サラッと終われるはずなのに…
どうしてこんな…
恋人と別れるような雰囲気になっちゃうのよ…。