年下の悪魔
よかった。

胸のつっかえが取れた。

ドライブってどこ行くんだろう?

ホタルはまだ見れないって言ってたし、こないだ行きそびれた夜景かな?

お風呂上がり、自分の部屋で髪の毛を乾かしながら私はウキウキだ。

鞄にはお店の人から預かった涼君のお給料。

お給料も持ったし財布も携帯もタバコもある。

よし、メイクもしたし、香水もばっちり。


セフレじゃなくなったのにドライブに誘ってくれるなんて

本当に嬉しかった。


心なしか準備も早めに終わりいつものように涼君にメールをし、自販機に向かった。



自販機に着き5分ぐらいして涼君が到着。

車に乗り込むと

「お久しぶりです!」

ニコッと微笑まれてしまった。

あ、何か罪悪感…

あんなふうにフッたのにそんな明るい笑顔見せられたら

今まで最悪な事をして来た自分が恥ずかしい。

でも珍しいな、涼君がこうして笑いかけてくれるなんて。

「久しぶり。あ、これお給料…」

「あ!ありがとうございます」


< 61 / 205 >

この作品をシェア

pagetop