RUN&GUN
「うん、まぁそうだな。可愛いけど」
何かあったのかと心配になり、とりあえず藍の食い付きそうな言葉を口にしてみる。
様子を見るという目的もあるが、着飾った藍に目を奪われたのは事実だ。
途端にぴょこんと、藍が顔を上げ、与一を見てにっこりと笑った。
が、いつもならすかさず口を突いて出る軽口は出ず、藍は笑顔を向けるだけだ。
それが返って与一を何とも言えない気分にさせる。
今まで見たこともない、年相応(?)の可愛らしい格好に、薄い化粧。
まさに天女の如き美しさの藍の向ける瞳には、己しか映っていない。
藍が今見上げているのが与一だという事実のせいだけでなく、今現在、何故か藍は与一を頼り切っているということに気づいた与一は、無性に恥ずかしくなった。
「そうそう。彩ちゃんが、お前に贈り物をしたいってよ」
「え?」
気を紛らわすべく、ごほん、と咳払いをしていた与一は、三郎太の言葉に顔を上げた。
「よいっちゃん。ご飯、食べた?」
与一に引っ付いたまま、上目遣いで言う藍に、与一は頷いた。
「お腹、いっぱい?」
「・・・・・・蕎麦だったんで。いっぱいでは、ないですけど」
珍しく、あまりの藍の可愛さに呑まれ、知らず敬語に戻ってしまった与一に、三郎太がにやりと笑った。
何かあったのかと心配になり、とりあえず藍の食い付きそうな言葉を口にしてみる。
様子を見るという目的もあるが、着飾った藍に目を奪われたのは事実だ。
途端にぴょこんと、藍が顔を上げ、与一を見てにっこりと笑った。
が、いつもならすかさず口を突いて出る軽口は出ず、藍は笑顔を向けるだけだ。
それが返って与一を何とも言えない気分にさせる。
今まで見たこともない、年相応(?)の可愛らしい格好に、薄い化粧。
まさに天女の如き美しさの藍の向ける瞳には、己しか映っていない。
藍が今見上げているのが与一だという事実のせいだけでなく、今現在、何故か藍は与一を頼り切っているということに気づいた与一は、無性に恥ずかしくなった。
「そうそう。彩ちゃんが、お前に贈り物をしたいってよ」
「え?」
気を紛らわすべく、ごほん、と咳払いをしていた与一は、三郎太の言葉に顔を上げた。
「よいっちゃん。ご飯、食べた?」
与一に引っ付いたまま、上目遣いで言う藍に、与一は頷いた。
「お腹、いっぱい?」
「・・・・・・蕎麦だったんで。いっぱいでは、ないですけど」
珍しく、あまりの藍の可愛さに呑まれ、知らず敬語に戻ってしまった与一に、三郎太がにやりと笑った。