スノードロップ
「それ、お前の分だろ?」


「夏休み入るからちょっと
多めに買ったから!」


「ふーん…。分かった。」


「よし!じゃぁ、ゆっくり
歩いてねっ!!」


「ハハッ。なんだよ、それ」


「一応一緒に歩くんだから
それくらい合わせて
もらわないと!」


「ハイハイ…。女はいちいち
面倒くせーなっ。」


「それが女なの!!」


そう言うと周が私の前に
手を出してきた。




!!なっなに?!!


もっもしかして
手を繋ぐ…とか?!


まっまさか……


周に限ってそんな……


「かーせっ!鞄と袋っ!」


えっ………?!



「あっあたしのカバン?」



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