恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜



そんな…
朝は元気だったのに─



『今昼休みだし、俺は5限授業ないから、一旦病院行って、一真を家に送って行くね?希ちゃんは茉央もいるし、大変だから…』



藤崎先生は今の私の状況も全て知ってるから、優しくそう言ってくれた。



「はい…ありがとう、ございます。迷惑かけて…すいません。」



『いいよ、別に。それに、迷惑なんかじゃないから。じゃ…そういうことで。』






電話を切った後、私はなんで気付かなかったんだろう…と思った。



いつも側にいるのに…
私の…バカ。



「ま〜ま〜?」



キッチンで座り込んでいると、茉央が心配そうな顔をして私の側までやって来た。



私はそんな茉央を見て、泣きそうになりながら、ギュッと抱きしめた。



「茉央…ママ、バカだね。パパが無理してるんじゃないかって…どこかで思ってたのに…っ!」



最低…
最低だよ、私…













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