恋、涙 …【2】〜私とあなたと小さな天使〜
それから1時間─
痛みの間隔は徐々に短くなり、辛くなってきた。
「希…病院行こう。」
かーくんはそんな私を見て、病院に連絡してくれた。
2回目だからか、かーくんは冷静に対応している。
「…はい、わかりました。すぐ行きます。」
病院に連絡した後、あらかじめタオルとか下着とかを入れてあったバックを持ち、すぐに家を出た。
深夜に家に1人、茉央を置き去りには出来ないから、寝てるけど、茉央も連れて行く。
「希……大丈夫か?」
「うん…あ、お母さんに…連絡、しないと……」
生まれる時には連絡してと言われてたし。
「連絡…出来る?」
「だい…じょう、ぶ…」
私はそう言って、自分の携帯でお母さんの携帯に電話をかけた。
その間に、かーくんは車を走らせ、病院に向かってくれた。