。゚+蜜月+゚。



「ミリア、大丈夫だ。」




「赤ちゃん・・・・」




「子は死なせない。だから、泣き止め。」




ミリアの唇にチュッとキスをするディクス。




「・・・本当・・・ですか・・・・?」




ミリアが小さく口を開く。




「産んでいいのですか・・・?」




「何故ダメな理由がある」




血を吸われて冷たい身体をディクスが包む。




ミリアはディクスの言葉にまた涙が溢れた。




「泣くと体力が減る。ミリア、今はおやすみ」




ディクスがミリアの目に手を翳した。




手を退かすとミリアは眠っていた。




「ディクス様!毛布です!」




マリーが息を切らして毛布を持ってきた。




ミリアに毛布をかけてベッドに降ろそうとした。




キュゥとミリアがディクスの服を掴んでいた。



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