秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


いきなり告白は……

無理です!!!




「当たって砕けても、また俺が胸を貸してやるから。

……行ってこい。」


「…うん。ありがとう!!」




瀬那くんにお礼を言ってから、結局食べなかったお好み焼きを持って屋上を下りた。



人がたくさんいるけど、気にしないで走る。





早く


早く会いたい。



周りにいる人がジロジロ見てくるけど、あたしはもっと先だけを見ていた。


図書室。



先輩が、いるなら

あたしは頑張れる。


頑張ろうと思えるの。



もう、怖くない。


他のことなんて気にしない。




弱虫は

もうやめるの。




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