歪んだお姫様の御伽噺




「このかぼちゃと二十日ねずみを貴女に…」



ふざけてんのかこの女の子は…

ネズミとかが何の役に立つんだか…


「そして…この時計で貴女のドレスの時間を戻しましょう」




灰色の男がそう言うと



私の破れてボロボロになっていたドレスは綺麗なドレスに戻った。





いや、以前よりも綺麗なドレスになっていた。






そしてカボチャは馬車に、二十日ねずみは白馬に…


私は驚きのあまり口を聞けなかったわ


「はい、これ。クッキー。」



少女は私に‘私を食べて’と書いてあるクッキーを一枚渡してきた。

そして少女は

「お腹がすいてたらワルツも踊れないわ。」

と言った


そのあとに灰色の男が

「これの馬車たちは12時の鐘が鳴ったと同時に全て元に戻るから」


「早く行かないと時間がなくなる」





二人はそう言うと私を馬車に押し込んだ




そして


「あの、ありがとう」




私はそう言った。







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